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Jリーグ 5日前

セレッソ大阪を「勝つだけじゃ満足しない集団に」。新生セレッソ大阪のキーワードと“ボス”の要求【コラム】

シリーズ:コラム text by 加藤健一 photo by Getty Images

「自分の感覚と周りの感覚が違うので…」「実践をしてみてエラーが出てくることもある」

セレッソ大阪DF畠中槙之輔
【写真:編集部】

「やることはだいぶ練習で落とし込んでいますけど、理解度というか、体現できているかと言われるとまだまだ。そこは宮崎キャンプでもっと落とし込んでいければいい」

 マリノスでパパス監督と共闘した畠中から見ると、浸透度はまだまだ上げる必要があるようだ。「自分の感覚と周りの感覚が違うので、そこを話し合いながらズレをなくしていきたい」と言う畠中は「そうしていくことでチームに芯が通って、より強くなっていく」と述べた。

 24日には徳島ヴォルティスとの練習試合が組まれている。試合をこなすことで出てくる課題もあれば、浸透度を測ることもできるだろう。プロ17年目を迎える登里はこう言う。

「実践をしてみてエラーが出てくることもある。そこはしっかりとポジティブに捉えながらまた修正して、開幕から1年戦う上で土台というか、基準を作れればいい」

 ここまでのチームの取り組みについて指揮官は、「選手たちはうまくやっている。本当によくやっているという表現の方がいいかな」と評価する。密度の濃い練習の日々を終え、課題と収穫を得る実践の日々が始まる。

(取材・文:加藤健一【宮崎】)

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【了】
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