監督から狙えと言われている。「ドリブルだけじゃなく…」
今回の“大型補強”と言えるマテウス・サヴィオ、金子、松本の3人に共通するのは攻撃面で脅威を与えるタレントということだけでなく、守備のハードワークを厭わず、チームのために献身できるという点だ。
これは守備の強度を重視するスコルジャ監督のリクエストも反映されていると見られ、持ち前の守備力をベースとしながら、ひいて構えるだけでなく前からボールを奪いにいくことが、得点力を高めていくための大事なファクターとなっていることがわかる。
右サイドからドリブルで違いを見せることが金子の一番の見せ場となることは間違いないが、キャンプ中の紅白戦では左からマテウス・サヴィオが右足で上げたクロスに、反対側から飛び込んでゴールを決めた。
それに関して金子は「ああいうダイアゴナルランというのは監督からも狙えと言われているので。やっぱりドリブルだけじゃなく、ああいうところからゴールを取れていけば、個人の結果も出ると思いますし、チームも上位に行けると思うので。そこは連係を深めながらやって行きたい」と笑顔を見せた。
個人としての数字は頭の中にはあるというが「具体的な数字を言ったシーズンは調子が良くなかったので、もう言わないようにしているんですけど、心の中ではメラメラ燃えてます」と金子。
その数字を達成した時には教えてくれることを約束してくれた。もちろん、そうした個人の目標を達成することが、浦和のタイトルに結び付くことを思い描いているのだろう。浦和の戦い方にフィットさせながら個で違いを生み出し、何ゴール、何アシストを記録できるのか。非常に楽しみだ。
(取材・文:河治良幸)
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