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Jリーグ 4日前

「絶対したい」金子拓郎はすべてをJ1制覇のために。浦和レッズでの新たな取り組み。「監督から狙えと…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 河治良幸 photo by 河治良幸

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 海外挑戦から1年半での帰国を決断した金子拓郎。欧州でのステップアップも期待された中で、現在の目標にJ1優勝を掲げた。そんな金子には指揮官からある“リクエスト”が届いている。ドリブルだけではない、新たな境地開拓へ。それに応えることが、金子のこの先のキャリアをさらに切り開くことになるかもしれない。(取材・文:河治良幸)

欧州でのステップアップも期待されたが…

金子拓郎
【写真:河治良幸】

 昨シーズン、J1で13位に終わった浦和レッズは躍進を果たすべく、マテウス・サヴィオ、金子拓郎、松本泰志などの補強を行った。その中でも左利きの金子は右サイドから違いを生み出せるアタッカーとして大きな期待を背負っている。

 第103回全国高校サッカー選手権の優勝校でもある前橋育英高校を卒業し、日本大学から北海道コンサドーレ札幌に加入した金子は、“ミシャ”ことミハイロ・ペトロヴィッチ氏が率いたチームで頭角を現し、2023年の夏にクロアチアの名門ディナモ・ザグレブに海外移籍。厳しい環境の中でも評価を高めて、さらにベルギーのコルトレイクでも奮闘してきた。

 欧州でのステップアップも期待された昨年末、地元埼玉を代表するJリーグの浦和からのオファーに応える形で、帰国を決断した。今年は、浦和が6月にFIFAクラブワールドカップ2025(CWC)出場を控えているだけでなく、7月には“国内組”で臨むと予想される日本代表のE-1選手権がある。

 そうしたイベントが今回の決断を後押ししたと筆者は想像していたが、金子に聞くと何よりも目標はJリーグ優勝だという。

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