8位:ホニ
生年月日:1995年5月11日
移籍先:クルゼイロ→アルビレックス新潟
移籍日:2017年1月1日
移籍金:370万ユーロ(約5.9億円)
アルビレックス新潟は2017年1月、ブラジルのクルゼイロから370万ユーロ(約5.9億円)でブラジル人のホニを獲得した。しかし、この移籍はのちに大きなトラブルを招くこととなる。
ホニは2017シーズンのJ1で32試合に出場し、7得点6アシストと一定の成果を上げたが、チームはJ2降格が決定。それでもホニは新潟に残留する予定だったが、2018年1月にクルゼイロが突如、同選手のボタフォゴ移籍を発表する事態が発生した。
ホニは一度、新潟のキャンプに合流したものの、その後再びブラジルに帰国。新潟はJリーグに選手登録を行ったが、ホニは戻ることなくクラブを去った。
ブラジルメディアによれば、この問題は保有権の一部がクルゼイロに残っていたことが原因だったというが、新潟にとっては到底納得できるものではなかった。
その後、ブラジルのアトレチコ・パラナエンセがホニの国際移籍証明書の発行を要求。国際サッカー連盟(FIFA)がこれを許可したため、新潟は9月にホニの登録を抹消することとなった。
2020年にはFIFAがホニに対し、公式戦4ヶ月の出場停止処分を科すなど、新潟の訴えが一定の正当性を得た形となった。しかし、ホニの移籍は選手としてのパフォーマンス以上に移籍トラブルの印象が強く残る結果となった。