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Jリーグの各クラブは2025シーズンに向けた準備を進めており、この冬も移籍市場では様々な動きが見られる。これまでJリーグでは数多くのビッグネームの移籍が成立してきた。今回は、Jリーグのクラブが獲得した選手の中から、移籍金が特に高額だった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金や市場価値、スタッツは『transfermarkt』を参照。順位が並んだ場合は、同サイトの表示順に準拠。
10位:チャナティップ・ソングラシン
生年月日:1993年10月5日
移籍先:北海道コンサドーレ札幌→川崎フロンターレ
移籍日:2022年1月22日
移籍金:350万ユーロ(約5.6億円)
タイ代表のチャナティップ・ソングラシンは、2022年1月に移籍金350万ユーロ(約5.6億円)で北海道コンサドーレ札幌から川崎フロンターレに加入した。当ランキングのトップ10で唯一のブラジル人以外の外国人選手である。
チャナティップは2017年夏にタイのムアントン・ユナイテッドから札幌に加入。158cmの小柄な体格ながら、抜群の技術と俊敏性で守備を切り裂き、2018シーズンにはJ1で8得点を記録する活躍を見せた。このパフォーマンスが評価され、2022年に川崎Fへ移籍を果たした。
川崎Fでは、欧州へ移籍した三笘薫の代役として期待されたが、2022シーズンはリーグ戦16試合で無得点2アシストと結果を残すことはできなかった。
それでも、チャナティップが日本で成功を収めたことで、その後の道が切り拓かれており、、いまでは多くのタイ人選手がJリーグにやってくるようになった。タイにおけるJリーグの注目度が高まるきっかけをつくった選手とも言える。
1998年に中田英寿がペルージャに移籍し、その後ローマにステップアップして日本人選手の価値をヨーロッパに示したように、チャナティップはタイサッカー界に革命を起こした選手と言える。