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欧州各国リーグは、2024/25シーズンの途中で、シーズン後半戦に向けた準備を進めている時期であり、今冬も様々な移籍市場の動きがある。今回は、歴代の日本人選手の中で、その移籍金が高額だった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金や市場価値、スタッツは『Transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合は同サイトの表示順位に準拠。
5位:清武弘嗣(きよたけ・ひろし)
【写真:Getty Images】
生年月日:1989年11月12日
移籍先:セビージャ(スペイン)→セレッソ大阪
移籍日:2017年2月1日
移籍金:510万ユーロ(約8.2億円)
元サッカー日本代表の清武弘嗣は、2017年冬の移籍市場でスペインの強豪セビージャからセレッソ大阪に復帰。510万ユーロ(約8.2億円)の移籍金は、Jリーグクラブが日本人選手に支払った移籍金として最高額であり、大きな話題となった。
清武は大分トリニータの育成組織で育ち、セレッソ大阪での活躍を経て、2012年からヨーロッパに挑戦した。ドイツ1年目と2年目を過ごしたニュルンベルクでは、特にアシスト数が際立っており、ドイツ1年目でブンデスリーガ11アシストを記録。2013年夏には市場価値が自身最高額の1000万ユーロ(約16億円)に到達した。
2015/16シーズンはハノーファーで背番号「10」を付けてプレー。負傷離脱の時期が長く、リーグ戦の出場は21試合にとどまったが、5得点6アシストと、ピッチに立てば結果を残した。
ハノーファーの2部降格が決まった影響もあってか、清武は2016年夏にスペインのセビージャに加入。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)デビューも果たした。
しかし、ヨーロッパの強豪クラブに加入するということは、チーム内の競争も熾烈になることを意味する。セビージャはEU圏外枠に空きをつくるため、清武を半年で手放すことを決めた。
そのタイミングで獲得に動いたのが、昇格プレーオフの末にJ1復帰を果たしたセレッソ大阪だった。清武は復帰1年目となる2017シーズン、負傷離脱を抱えつつもリーグ戦18試合で6得点2アシストを記録し、チームの3位フィニッシュに貢献した。
2020シーズンにはケガなく1シーズンを戦い抜き、リーグ戦33試合で8得点8アシストを記録。Jリーグ屈指の司令塔としてセレッソを牽引した。
その後もセレッソ大阪でコンスタントに活躍した清武は、2024シーズン後半戦にサガン鳥栖への期限付き移籍を経て、同シーズン終了を持って契約満了。2025シーズンは自身が育った大分トリニータに加入することが決まっている。
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