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リスクが高い!? 高校卒業後に欧州へ渡った日本人(2)欧州古豪のトップ昇格! ケタ違いの怪物ストライカー

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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昨年5月に高岡伶颯(日章学園)のサウサンプトン加入内定が発表された。高岡のようにJリーグを経由せずに海外挑戦を決断する選手は多くなく、一般的に海外移籍は言語や文化、環境面で苦戦する可能性が高い。そのリスクは承知の上で、さらなる成長を目指し欧州サッカーの舞台へ。今回は若き頃から輝きを放ち、高校卒業後に海外のクラブへ羽ばたいた逸材を紹介する。※スタッツはデータサイト『Transfermarkt』を参照。情報は2025年1月10日時点。

FW:福田師王(ふくだ・しおう)

福田師王
【写真:Getty Images】

生年月日:2004年4月8日
加入先:神村学園高校→ボルシア・メンヒェングラートバッハ

 やがては日本代表を牽引する存在になるであろうストライカーも、高校卒業後に海外へ渡った。

 FW福田師王は、神村学園中学校から神村学園高校に進学。中学時代から注目を集めていた逸材は、高校1年時からレギュラーの座を掴み取った。

 全国高校サッカー選手権へ3度出場し、そのすべてで優秀選手に選ばれた。また、3年時に出場した第101回大会では3ゴールを奪って得点王に。エースストライカーとしてチームのベスト4進出に大きく貢献した。

 その魅力はなんといっても抜群の身体能力にある。身長178cmと特別なサイズがある方ではないが、ゴール前ではなぜか大きく見える。ずば抜けた跳躍力をもっているため、高さで劣る相手DFを押しのけてヘディングシュートでゴールを奪うことも可能だ。

 世代屈指のゴールハンターは、高校卒業後にボルシア・メンヒェングラートバッハと契約。福田はレギオナルリーガ(ドイツ4部相当)に所属する同クラブのセカンドチームで経験を積んだ。

 まだベンチを暖める試合が多いものの、昨年1月からは同クラブのトップチームでプレーしている。欧州の第一線でしのぎを削る福田の将来が楽しみでならない。

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