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お金の無駄遣い…。アーセナル冬の大失敗補強6人。屈指のメガクラブで輝けなかった男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:セドリック・ソアレス(ポルトガル代表)

セドリック・ソアレス
【写真:Getty Images】

生年月日:1991年8月31日
移籍金:フリー
通算成績:64試合2得点5アシスト

 経験豊富なポルトガル代表DFは、若手選手との競争によって出場機会を失った。

 セドリック・ソアレスは2020年1月にサウサンプトンからアーセナルに移籍を果たした。この2019/20シーズンは現在まで続くミケル・アルテタ監督体制がスタートしたシーズンである。当時のアーセナルは右サイドバック(SB)の選手層が薄く、エクトル・ベジェリンに依存している状況。セドリック獲得はスカッド強化のための重要な補強だった。

 しかし、セドリックはアーセナルで定位置を確保することができない。加入当初はベジェリンの後塵を拝し、2021年夏に冨安健洋が加入すると今度は日本代表DFの台頭によって出場機会を失った。

 特に課題となったのは守備の強度である。冨安と比較してセドリックの守備は安定感を欠いており、それがアルテタ監督の信頼を失う要因になる。

 その後、冨安の負傷離脱などで出番を得たが、今度は右センターバックを務めていたベン・ホワイトが右SBとして起用されるようになる。アルテタ監督は最終ラインに4枚のセンターバックを並べるシステムを多用するようになり、サイドバック色の強いセドリックは半ば戦力外となってしまった。昨季はフラムに期限付き移籍している。

 33歳となったセドリックは、昨季終了をもってアーセナルとの契約が満了となった。現在は無所属状態が続いている。

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