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お金の無駄遣い…。アーセナル冬の大失敗補強6人。屈指のメガクラブで輝けなかった男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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暦が1月となり、冬の移籍市場が開幕した。この時期は各クラブが勝負の後半戦に向けて課題克服や戦力を整えるために補強に動いている。今回は、過去にアーセナルが冬に獲得した選手で、失敗に終わった6つの例を紹介する。(成績は『transfermarkt』を参照)

MF:デニス・スアレス(元スペイン代表)


【写真:Getty Images】

生年月日:1994年1月6日
移籍金:250万ユーロ(約4億円)※レンタル料
通算成績:6試合0得点0アシスト

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 2019年冬にアーセナルに移籍したデニス・スアレスは、ウナイ・エメリ監督のチームで存在感を発揮することができなかった。

 スペイン人ミッドフィルダーの加入は、バルセロナからの期限付き移籍という形で実現。技術的なスキルやボールコントロールの能力は高く評価されており、アーロン・ラムジーの後継者として考えられてきた。

 また、同選手がチームの戦術に適応するポテンシャルが大きかったこともアーセナルが獲得に動いた要因だろう。エメリ監督とはセビージャ時代に共闘した過去をもっていた。

 しかし、いざ蓋を開けてみると、スアレスはアーセナルで出場機会を得ることができず。公式戦出場はわずか6試合にとどまった。

 その原因には、負傷による影響が挙げられる。スアレスはアーセナルでのデビュー戦から10日後に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のBATEボリソフ戦で鼠蹊部を負傷。その影響でコンディションが整わないままプレーを続けていた。4月からは治療のために戦列を離れ、そのままシーズン終了を迎えている。

 レンタル期間終了後、アーセナルはほとんど戦力にならなかったスアレスを完全移籍で獲得することを選択せず。彼はわずか半年でイングランドを去ることになってしまった。

 苦しい結果に終わったこの期限付き移籍について、スアレスはのちに「ほとんどプレーできなかったから、明らかに悪い移籍だったと思う」(スペイン紙『アス』)と振り返っている。

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