FW:マヌーショ(元アンゴラ代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1987年3月7日
移籍金:100万ユーロ(約1.4億円)
通算成績:3試合0得点0アシスト
アレックス・ファーガソン政権時代は獲得した選手の多くが活躍した一方で、ベベを代表するように謎の存在のまま退団した例もある。その1人が2008年冬の移籍市場で加入したマヌーショだ。
アンゴラリーグで得点王に輝いていた190cmの大型FWは、当時アシスタントコーチを務めていたカルロス・ケイロスの推薦でマンチェスター・ユナイテッドのトライアウトに参加。3週間のトレーニングを経て、正式に名門クラブの一員となった。
すでに24歳を迎えていた同選手だったが、労働許可証(VISA)の影響ですぐにはマンチェスター・ユナイテッドでプレーすることができず、パナシナイコスへの期限付き移籍を経て半年後にデビューへと至った。
しかし、当時のトップチームには、ウェイン・ルーニー、カルロス・テベス、ディミタール・ベルバトフという3人のワールドクラスのストライカーが在籍していたこともあってチャンスは訪れなかった。
半年後にハル・シティへと期限付き移籍という形で退団すると、シーズン終了後にはレアル・バジャドリードへと完全移籍。アンゴラから他の欧州のクラブを経由せずに加入した大型FWは、インパクトを残せないままマンチェスターを去った。