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ガンバ大阪に響く山田康太の声「やりやすい雰囲気を」。「やっぱ、14番好き」背番号変更にいくつもの思いを乗せて【コラム】

text by 高村美砂 photo by Getty Images

「やっぱ、14番好きだわ」遡ること約9年。背番号14への「思い入れ」

「湧矢とご飯を食べていた時に『移籍するかも』って話を聞いて。つけてくれと言われたわけじゃないけど冗談半分で『14番、いっちゃおうよ』みたいに湧矢には言われていたんです。その時すぐには決めなかったんだけど(笑)」

 これは、山田にとっての『14』が横浜F・マリノスユースに在籍していた時代から思い入れのある番号だったのもある。

「当時のマリノスユースでは、高校2年生の時に14番をつけた選手が、3年生で10番をもらえるみたいな伝統があって。『その番号を辿った選手はいいキャリアを築いているよね』って言われることも多かったんです。それもあって自分もユース時代は2年生で14番をつけられるように目指していたし、実際にその通りになって、3年生でも10番をもらって、プロにもなれた。

 そういう意味ではもともと好きな番号だったし、そもそも、ガンバに来る時から自分は9番タイプじゃないって自覚していたから(笑)。昨年夏に大地くん(林)が加入して『9番、つけたかった』って話もしていたから、じゃあ、全部、丸く収まるじゃん! と(笑)。実際、自分でも14番はめっちゃしっくりきてる。やっぱ、14番好きだわ」

 ちなみにその福田もヴェルディで14番を背負うことになったため、2人で「今シーズン、どっちの14が輝けるか」って話もしていたとか。「もちろん、負けないけどね」と笑った。

(取材・文:高村美砂)

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