考え方の変化「より勝つ確率を上げられそうな気もしている」
「自分がゴールを取れば勝てる、とか、取ったことで勝てた、みたいな試合をいくつか見せられたことで、得点への意識とか必要性を感じるようになったというか。得点以外のプレーで貢献するだけではなく、最後の仕留める仕事もできるようになったら、より勝つ確率も上げられそうな気もしているので。去年の天皇杯決勝とか、最後の最後で悔しい思いをしたからこそ、今年はその目に見えたところも頑張りたいです」
それによって1年を通して着実に勝ち点を積み上げられるチームになっていきたい、とも言葉を続ける。
「ダニ(ポヤトス監督)も言っていたけど、去年の成績はあくまで去年のもので参考にならないというか。リーグ戦では4位だったけど、拮抗したJ1リーグということを考えれば、今年は一転、残留争いに巻き込まれてしまう可能性だってある。去年のシーズンを振り返った時に『この辺りで勝ち点を取れていたら優勝できたかもね』なんて話はいくらでもあるけど、それって後づけでしかないから。
やっぱりちゃんと開幕戦から1つ1つ勝つことに真摯に向き合っていかないと、足元を掬われかねない。だからこそまずは先を見ず、とにかく1試合1試合をしっかり戦っていきたいし、その1試合1試合をチームの強さにしていければいいなって思います」
背番号は従来の9番から14番に変わった。東京ヴェルディに移籍した、同い年の福田湧矢が昨年までつけていた番号だ。