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最高額は誰だ!? 日本人、冬の高額移籍金ランキング1〜10位。ダントツの金額を記録したのは?

シリーズ:移籍金ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

5位:清武弘嗣(きよたけ・ひろし)


【写真:Getty Images】

生年月日:1989年11月12日
移籍先:セビージャ(スペイン)→セレッソ大阪
移籍日:2017年2月1日
移籍金:510万ユーロ(約8.2億円)

 元サッカー日本代表の清武弘嗣は、2017年冬の移籍市場でスペインの強豪セビージャからセレッソ大阪に復帰。510万ユーロ(約8.2億円)の移籍金は、Jリーグクラブが日本人選手に支払った移籍金として最高額であり、大きな話題となった。

 清武は大分トリニータの育成組織で育ち、セレッソ大阪での活躍を経て、2012年からヨーロッパに挑戦した。ドイツ1年目と2年目を過ごしたニュルンベルクでは、特にアシスト数が際立っており、ドイツ1年目でブンデスリーガ11アシストを記録。2013年夏には市場価値が自身最高額の1000万ユーロ(約16億円)に到達した。

 2015/16シーズンはハノーファーで背番号「10」を付けてプレー。負傷離脱の時期が長く、リーグ戦の出場は21試合にとどまったが、5得点6アシストと、ピッチに立てば結果を残した。

 ハノーファーの2部降格が決まった影響もあってか、清武は2016年夏にスペインのセビージャに加入。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)デビューも果たした。

 しかし、ヨーロッパの強豪クラブに加入するということは、チーム内の競争も熾烈になることを意味する。セビージャはEU圏外枠に空きをつくるため、清武を半年で手放すことを決めた。

 そのタイミングで獲得に動いたのが、昇格プレーオフの末にJ1復帰を果たしたセレッソ大阪だった。清武は復帰1年目となる2017シーズン、負傷離脱を抱えつつもリーグ戦18試合で6得点2アシストを記録し、チームの3位フィニッシュに貢献した。

 2020シーズンにはケガなく1シーズンを戦い抜き、リーグ戦33試合で8得点8アシストを記録。Jリーグ屈指の司令塔としてセレッソを牽引した。

 その後もセレッソ大阪でコンスタントに活躍した清武は、2024シーズン後半戦にサガン鳥栖への期限付き移籍を経て、同シーズン終了を持って契約満了。2025シーズンは自身が育った大分トリニータに加入することが決まっている。

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