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最高額は誰だ!? 日本人、冬の高額移籍金ランキング1〜10位。ダントツの金額を記録したのは?

シリーズ:移籍金ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

6位:鈴木彩艶(すずき・ざいおん)


【写真:Getty Images】

生年月日:2002年8月21日
移籍先:浦和レッズ→シント=トロイデン(ベルギー)
移籍日:2024年2月1日
移籍金:400万ユーロ(約6.4億円)

 浦和レッズの育成組織で育った鈴木彩艶は、2023年夏にベルギーのシント=トロイデンに期限付き移籍で加入すると、昨シーズン冬の移籍市場で400万ユーロ(約6.4億円)での完全移籍が実現した。当ランキングのトップ10で最年少となる、21歳での移籍だった。

 鈴木は育成年代から注目を集めていたGKだが、浦和のトップチームではベテランGK西川周作の存在もあり、出場機会に恵まれていなかった。それでも、その潜在能力はヨーロッパのクラブからも評価されており、2023年夏にはマンチェスター・ユナイテッドからの関心が大きく報じられた。

 最終的に出場機会を重視してシント=トロイデンへの期限付き移籍を選択した鈴木は、新天地でいきなりレギュラーポジションを獲得。AFCアジアカップに日本代表として合流した時期を除き、ベルギー1部リーグ全試合に出場する安定感を見せた。

 シント=トロイデン加入時には25万ユーロ(約4000万円)だった市場価値も、2023/24シーズン終了時には250万ユーロ(約4億円)に上昇。その後、2024年夏にイタリアのパルマが750万ユーロ(約12億円)の移籍金を支払って獲得し、鈴木はさらにステップアップを遂げた。

 元イタリア代表のGKジャンルイジ・ブッフォンを輩出したパルマでレギュラーに定着している鈴木は、昨年12月のアップデートで市場価値が900万ユーロ(約14.4億円)に達した。規格外の才能を持つ日本代表GKが、ヨーロッパでどこまで価値を高めていけるのか、今後の成長が期待される。

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