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最高額は誰だ!? 日本人、冬の高額移籍金ランキング1〜10位。ダントツの金額を記録したのは?

シリーズ:移籍金ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

8位:昌子源(しょうじ・げん)

昌子源
【写真:Getty Images】

生年月日:1992年12月11日
移籍先:鹿島アントラーズ→トゥールーズ(フランス)
移籍日:2019年1月1日
移籍金:300万ユーロ(約4.8億円)

 昌子源は、2011年に鹿島アントラーズでプロキャリアをスタート。4年目の2014シーズンにはレギュラーに定着し、安定感ある守備で評価を高めた。

 2015年からはサッカー日本代表としても活躍し、2018年のロシアワールドカップ(W杯)ではレギュラーとして3試合にフル出場。日本のベスト16進出に大きく貢献した。

 W杯で注目を集めた昌子は、2019年1月に300万ユーロ(約4.8億円)の移籍金でフランスのトゥールーズに加入。すぐにレギュラーとして起用され、シーズン終了まで公式戦20試合全てにフル出場。高い守備力とフィジカルを武器に、リーグ・アンでの適応を示した。

 しかし、翌2019/20シーズンはプレシーズン中に負傷し、長期離脱を余儀なくされた。復帰は第7節のアンジェ戦だったが、その後も再び負傷し、シーズン途中の2020年1月に退団する形となった。

 昌子はのちに、クラブのケア体制が自身に合わなかったと明かした。本人は重度のねんざという感覚だったものの、クラブでの治療は毎日アイシングのみだったそうで、物理療法機器は満足にそろっておらず、これが不信感につながったようだ。

 昌子の市場価値は、トゥールーズ加入時に350万ユーロ(約5.6億円)で、その後380万ユーロ(約6億円)まで上昇した。しかし、2020年2月にガンバ大阪へ加入した際には300万ユーロまで下がっている。短期間で順風満帆な時期と厳しい逆境を経験した昌子のキャリアは、ヨーロッパ挑戦の難しさを物語っている。

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