海外日本人選手 最新ニュース
欧州各国リーグは、2024/25シーズンの途中で、シーズン後半戦に向けた準備を進めている時期であり、今冬も様々な移籍市場の動きがある。今回は、歴代の日本人選手の中で、その移籍金が高額だった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金や市場価値、スタッツは『Transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合は同サイトの表示順位に準拠。
10位:森岡亮太(もりおか・りょうた)
生年月日:1991年4月12日
移籍先:ワースラント=ベフェレン(ベルギー)→アンデルレヒト(ベルギー)
移籍日:2018年1月30日
移籍金:250万ユーロ(約4億円)
森岡亮太は、2010年にヴィッセル神戸でプロキャリアをスタートさせた。その後、2016年にポーランド1部リーグのシロンスク・ヴロツワフを経て、2017年夏にベルギー1部のワースラント=ベフェレンに移籍。当初はヨーロッパでは無名の存在だったが、着実に成果を積み重ね、飛躍を遂げた。
2017/18シーズンのベルギー1部リーグ開幕戦でアシストを記録すると、第2節のメヘレン戦では2得点を挙げる。その後も攻撃的MFとしてコンスタントに得点に絡み、第6節までに4ゴール5アシストという驚異的なスタートを切った。
このパフォーマンスは日本でも注目を集め、同年11月には欧州遠征を行うサッカー日本代表に約3年ぶりの招集された。
クラブでの評価も高まり続け、翌2018年1月にベルギーの強豪アンデルレヒトへの移籍が決定した。森岡の市場価値はベフェレン加入時が65万ユーロ(約1億円)だったが、半年で400万ユーロ(約6.4億円)に急上昇。ベフェレンは27.5万ユーロ(約4400万円)で獲得した森岡を、250万ユーロ(約4億円)で売却することに成功し、財政的にも大きな恩恵を受けた。
その後、2018/19シーズンのアンデルレヒトでは出場機会が限られたものの、2019年1月に加入したシャルルロワで復活。公式戦160試合に出場し、19得点・32アシストを記録するなど、ベルギーで確かな足跡を残した。
森岡は昨年夏、8年半に及ぶヨーロッパでの挑戦を終えて神戸に復帰。Jリーグでのキャリアを再開している。