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Jリーグ 2日前

小泉佳穂が柏レイソルで求められる2つのタスク。戦術の体現、もう一つは…「そこを一番に目指してほしい」と言われた【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by 藤江直人

柏レイソル移籍を決めた理由。「すごく明確で大きな理由が…」

 小泉の場合、柏からオファーを受けたのが昨年末。限られた時間で熟慮を重ね、今月3日に移籍が発表されている。もっとも、ロドリゲス監督の存在について、小泉は「小さくはないですけど、かといってそれがすべてというわけではなくて」と前置きしながら、移籍を決めた理由をこう語っている。

「すごく明確で大きな理由がひとつあったのかというと、決してそうではないんですね。いま現在の自分やプレースタイル、所属するチーム、残りのサッカー人生があと何年くらいあって、そのなかで自分は何を重視したいのか、といった将来的なところをかなり総合的に考えた末に決めた移籍でした」

 浦和では加入1年目の2021シーズンに、トップ下を主戦場としてリーグ戦で34試合に出場。そのうち先発は27試合を、プレータイムはチーム内で4番目に多い2408分をそれぞれ数えた。

 しかし、時間の経過とともに数字は減少していった。指揮官が2023シーズンのマチェイ・スコルジャ監督から、さらにペア=マティアス・ヘグモ監督へと目まぐるしく代わった昨シーズンは出場20試合、そのうち先発がわずか8試合で、プレータイムにいたっては713分に甘んじていた。

 特に途中出場した5月15日の京都サンガF.C.戦を最後に、8試合続けてベンチにすら入れない、初めて経験する状況も味わった。ヘグモ監督が解任され、池田伸康暫定監督のもとで臨んだ8月31日のFC町田ゼルビア戦で約4カ月半ぶりに先発した小泉は、試合後にこんな言葉を残している。

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