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【写真：Getty Images】

冨安の復帰を切望

　アーセナルDF冨安健洋は、昨年のサウサンプトン戦で負傷してしまってから、負傷離脱が続いている。度重なる負傷で今季は試合に出場することができていないが、アーセナル専門メディア『Just Arsenal』は現地時間16日に、長きに渡って負傷離脱している冨安の存在が現在のチームに必要だと論じていた。

　今季開幕から膝の負傷で欠場していた冨安。昨年10月5日のサウサンプトン戦で84分から出場して復帰を果たしていたが、約15分間の出番で再び負傷してしまい長期離脱している。なお、チームを率いるミケル・アルテタ監督は冨安の復帰時期について、離脱してから明言していない。

　そんな中で、同メディアは、「忘れられた男の復帰によりアーセナルは勢いづく可能性がある」と題して、冨安について次のように言及していた。

「冨安は今シーズンの大半を試合に出られずに過ごしており、アーセナルのファンの中には彼のチーム内での立ち位置を疑問視する者もいる。怪我に悩まされており、これほど才能ある選手がコンスタントに活躍できないのは、クラブにとってもサポーターにとっても残念なことだ。冨安は今シーズン、特にアーセナルの守備の選択肢が（負傷者続出していた際に）限られていた時期に貴重な戦力になっていたかもしれない。しかし、驚いたことに、10月初旬のサウサンプトン戦でカメオ出演したが、これが現在までのところ唯一の出場となっている」

　そして、「トレーニングセンターに到着した選手を紹介するダービー前のビデオに、冨安が映ったことでファンはまれに見る希望の光を得た」と述べた上で、「クラブは彼の復帰についてまだ正式な声明を出していないが、冨安は怪我からの段階的な復帰の一環として、主力グループとは別にトレーニングを行っている可能性が高い。もし冨安が本当に完全なコンディションに近づいているのであれば、アーセナルの守備陣に待望の補強をもたらすことになるだろう」と、冨安待望の復帰を期待していた。

　また。「バックライン全体にわたる彼の多才さは常に重要な強みであり、完全に健康な冨安はミケル・アルテタのチームのいくつかの穴を埋めることができるだろう」と述べつつも、「これはダービー前のビデオに冨安が登場したことを受けて最近起こった憶測に基づいている。しかし、彼がフルトレーニングに参加することが確認されるまでは、あまり期待しすぎない方が良いだろう」と、負傷離脱が長引いているので過度な期待は禁物であると強調している。