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Jリーグ 6時間前

Jリーグ史上最悪!? 波紋を呼んだ“禁断の移籍”6選。今年もあるのか!? 宿敵へ覚悟の決断

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:山口蛍(やまぐち・ほたる)

山口蛍
【写真:Getty Images】

生年月日:1990年10月6日(34歳)
移籍:セレッソ大阪→ヴィッセル神戸(2018年)

 一昨季、そして昨季とヴィッセル神戸のJ1リーグ連覇に貢献した男にも、悪い意味でオフシーズンを沸かせた過去がある。

 元日本代表MF山口蛍は、下部組織から所属するセレッソ大阪で大きく成長した。2009年にトップチームに昇格した同選手は、持ち前の運動量と精度の高いキックを武器に台頭。2012シーズンから本格的に主力として活躍した。

 2015年にはハノーファー(ドイツ)へステップアップ。初の海外挑戦は負傷もあって出場機会確保に苦しんで成功とはいかず、約半年後にC大阪に復帰している。

 欧州の荒波に揉まれ逞しくなった山口は、C大阪の主力として再び大活躍。2016シーズンはチームをJ1昇格に導き、翌2017シーズンにはYBCルヴァンカップと天皇杯優勝を経験した。2018シーズンはキャプテンとしてチームを牽引する役割を担った。

 しかし、名実ともに「セレッソの顔」となった同選手はこのタイミングで「禁断の移籍」を決断する。欧州路線を取り、メジャータイトル獲得に向けて本格的に動き出したヴィッセル神戸の一員になることを選んだ。

 前シーズンはキャプテンを務めていたこともあって、山口が同じ関西のクラブに移籍するというニュースはC大阪サポーターに衝撃を与える形に。2016年のJ復帰の際に山口が語った「生涯セレッソ」宣言を自ら否定した格好となったことも彼らのショックを大きくした。

 神戸に加入した山口は、ベテランとしてリーダーシップを発揮。クラブの夢であったリーグ優勝(2023年、2024年)の原動力となった。

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