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Jリーグ 6時間前

Jリーグ史上最悪!? 波紋を呼んだ“禁断の移籍”6選。今年もあるのか!? 宿敵へ覚悟の決断

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:青木拓矢(あおき・たくや)

青木拓矢
【写真:Getty Images】

生年月日:1989年9月16日(35歳)
移籍:大宮アルディージャ→浦和レッズ(2014年)

 大宮アルディージャ(現RB大宮アルディージャ)にとって浦和レッズは宿敵とも言える存在である。どちらも埼玉県さいたま市を拠点としているため、両クラブはお互いをライバルとして意識してきた。そのためか、「さいたまダービー」間の移籍を決断する選手は滅多にいない。

 そのパンドラの箱を最初に開けたのが、元日本代表MF青木拓矢だ。

 名門・前橋育英高校でプレーし、高い評価を受けていた青木は、2008年に大宮に加入。2010シーズンから中盤に欠かせない存在としてコンスタントに出場機会を得た。

 大宮で大きく飛躍し、日本代表にも選出された逸材が驚きの決断を下したのは2014年のことである。

 青木はプロ入りから約6年間を過ごした大宮に別れを告げ、同じ街のライバルクラブである浦和へ移籍することを発表。大宮から浦和へ(直接)完全移籍した選手は青木が初めてだったことから、「禁断の移籍」として話題になった。

 幸か不幸か、浦和へ移籍した青木と大宮の関係はこれだけでは終わらない。

 浦和でのデビュー戦(YBCルヴァンカップ)の対戦相手が大宮となってしまったことも付け加えておきたい。同選手はこの試合で移籍後初ゴールを決めて勝利に貢献。ダービーマッチの主役は自分であることを、ゴールという形で思う存分に両クラブのファン・サポーターの前で表明した。

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