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「日本人との競争には慣れた」 NECで小川航基と元浦和レッズのブライアン・リンセンがポジション争い。両選手が心境を語る。

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】

小川航基とブライアン・リンセンがコメント

 エールディヴィジ(オランダ1部)のNECナイメヘンで、サッカー日本代表FW小川航基と今冬に浦和レッズから加入したFWブライアン・リンセンとの間で、ポジション争いが勃発中だ。ストライカーの座を懸けて争っている両選手が現在の心境を語っている。オランダメディア『De Gelderlander』が、16日に報じている。

 

 2023年夏にNECにレンタルで加入し、シーズン終了後に完全移籍となった小川。ここまでオランダの地で公式戦クラブ通算56試合に出場し、24ゴールを記録している。加入後からコンスタントにゴールを奪っている27歳の小川だが、今冬にリンセンが加わったことで、1トップの位置を懸けてポジションを争うことに。そんな状況のなか、小川とリンセンがポジション争いについて言及した。

 小川は「ブライアンはとても良い選手だと思う」と切り出し「当然、出場機会を確保するために、自分を追い込まないといけない。ただ、強いライバルがいるのは普通のことで、慌ててはいない」と話した。さらに「再びベンチスタートになることを恐れてはいないし、自分にも自信がある。それにゴールを決め続ければ、スタメンに残れる可能性は十分にある」とコメントした。
 
 一方でリンセンは「2年半の間に日本人との競争には慣れた」と冗談を言い、「コウキは結果を出さなければならないし、私も結果で示さなければならない。自分はストライカーだと思っているが、10番や左でプレーすることもできる。監督が僕を必要とするなら、そこでもプレーするよ。監督にもそれは伝えている」と明かしている。

 2022年6月にフェイエノールトから浦和レッズに加入し、J1通算39試合の4ゴールに留まったリンセンだが、慣れ親しんだエールディヴィジではこれまで342試合の出場で108ゴールをマークしている。現時点では、小川がスタメンで継続して起用されると見られるが、リンセンがトップフォームを取り戻せば、小川だけでなくFW塩貝健人のプレータイムにも大きく影響しそうだ。 

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