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Jリーグ“最強”クラブは? パワーランキング51~60位。人気や育成、成績など各指標からJ1〜J3全60クラブを順位化

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

54位:SC相模原(31)


【写真:Getty Images】

2024リーグ戦成績:9位(J3)
2024シーズンホームグロウン人数:0人(53位タイ)
2024リーグ戦ホームゲーム平均入場者数: 2,820人(50位)
2023年度営業収益:約4億8600万円(54位)

 SC相模原は、2021シーズンに初挑戦したJ2で19位となり、わずか1年でJ3に降格。2022シーズン、2023シーズンはともに18位と苦しい状況が続いたが、戸田和幸体制2年目となる2024シーズンは上々のスタートを切った。しかし、第24節と第25節の連敗を機に監督を交代。6月末からシュタルフ悠紀リヒャルト監督がチームを指揮し、最終的に9位でフィニッシュした。

 1試合平均観客動員数は2,820人でリーグ50位に位置している。下位に低迷していた2023シーズンが2,308人だったことを考えると大幅な増加で、ファンの応援に熱が入った。ただ、相模原ギオンスタジアムは6,259人収容できるため、空席が目立ったのも事実だ。

 営業収益は約4億8600万円でリーグ54位。トップチームの人件費は2億6500万円とJ3上位の水準で、昇格プレーオフ圏を目指すにふさわしい投資が行われている。

 しかし、営業損益が5億1800万円の赤字でJ3ワーストとなっており、財政面の課題が浮き彫りになっている。J2昇格を果たし、収支のバランスを改善したかったはずだ。

 前年と比べると向上を見せたものの、SC相模原が目指すべき目標はまだ先にある。シュタルフ監督は2025シーズンの新体制発表会見で、「J3優勝とJ2昇格」を掲げた。2025シーズンでこの目標を果たし、新たな歴史を刻めるか注目だ。

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