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Jリーグ“最強”クラブは? パワーランキング51~60位。人気や育成、成績など各指標からJ1〜J3全60クラブを順位化

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

57位:テゲバジャーロ宮崎(18)


【写真:Getty Images】

2024リーグ戦成績:15位(J3)
2024シーズンホームグロウン人数:1人(49位タイ)
2024リーグ戦ホームゲーム平均入場者数: 1,165人(60位)
2023年度営業収益:約2億1800万円(59位)

 2023シーズンのJ3で19位と低迷したテゲバジャーロ宮崎は、大熊裕司を監督に招へいして2024シーズンをスタートさせた。

 シーズン序盤は勝利をつかめず苦しい状況が続いたが、3月にFC東京から安田虎士朗を育成型期限付き移籍で獲得するなど補強を進め、第8節の奈良クラブ戦で初白星を挙げた。その後、9月には大熊監督が月間最優秀監督に選出され、阿野真拓がヤングプレーヤー賞を受賞するなど後半戦で巻き返し、前年を上回る15位でフィニッシュした。

 1試合平均観客動員数は1,165人でリーグワースト。シーズン序盤の不振が影響したのか、前半戦は観客数が3桁に留まる試合もあった。ただ、昨季よりも低い順位(19位)で終えた2023シーズンの1試合平均が1,552人だったことを考えると、観客数の減少はクラブの調子だけが影響しているものではないかもしれない。

 開幕時のホームグロウン人数は1人。J3には0人のクラブも多くあるため、宮崎はここでパワーランキング上のポイントを稼いだが、Jリーグが定めているJ3の登録義務である2人以上を満たしておらず、規定上の改善が求められる。

 2023年度営業収益は約2億1800万円で59位。売上やスポンサー収入など、多くの項目がJ3で下位で、トップチームの人件費も低い。健全経営ではあるものの、J2昇格を目指せるほどの競争力を持てていないことは課題だ。

 大熊監督体制2年目の2025シーズンは、2024シーズンに失敗した序盤戦で結果を出せるかがカギとなりそうだ。

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