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Jリーグ“最強”クラブは? パワーランキング51~60位。人気や育成、成績など各指標からJ1〜J3全60クラブを順位化

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

58位:奈良クラブ(16)


【写真:Getty Images】

2024リーグ戦成績:17位(J3)
2024シーズンホームグロウン人数:0人(53位タイ)
2024リーグ戦ホームゲーム平均入場者数:1,879人(55位)
2023年度営業収益:約4億2900万円(56位)

 奈良クラブは、2022シーズンにJFLで優勝し、2023シーズンからJ3に参戦。1年目は5位と大躍進を遂げた。しかし、エースの浅川隼人が松本山雅FCに移籍した影響や、その後釜となるはずだった酒井達磨の長期離脱が響き、2024シーズンは序盤から苦戦を強いられた。

 第11節までに白星1つと大きく出遅れた後、勝ち点を重ね降格は回避したものの、第26節のFC今治戦で0−6と大敗。試合後にフリアン・マリン・バサロ監督を解任するなど、混乱が続いた。シーズンを17位で終え、最低限の目標である残留を果たした。

 1試合平均観客動員数は1,879人で55位。当ランキング上では大きなポイントにはならないが、前年の1,781人を上回り、増加傾向を見せたことはクラブにとって前向きな要素だ。

 2023年度の営業収益は約4億2900万円でリーグ56位。この数字からも分かる通り、財政規模としてはJ3の下位に属している。トップチームの人件費も約1億6300万円で、J3平均を大きく下回る水準。2023シーズンのリーグ戦5位という結果は戦力以上の成果だった印象を受ける。

 2025シーズンは、2024シーズン途中からチームを指揮した中田一三監督が続投。タイのBGパトゥム・ユナイテッドからチャナパット・ブァパン、タワットチャイ・インパコーンを期限付き移籍で迎えるなど、新シーズンへの準備が進んでいる。

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