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【写真:Getty Images】
遠藤の噂に現地の反応は?
プレミアリーグ・フラムは、リバプールに所属するサッカー日本代表MF遠藤航の獲得に関心を示しているようだ。リバプール専門メディア『Anfield Index』は、遠藤移籍の噂が持ち上がる中で、今後クラブがどのように動く可能性があるのかについて報じている。
英メディア『CAUGHTOFFSIDE』は、「遠藤は求められれば良いパフォーマンスを見せており、リバプールにとって良いチームプレイヤーであることを示してきた」と述べた上で、「フラムは今月末までに遠藤への入札を検討しており、ウルブス、イプスウィッチ・タウン、ACミラン、セルティックなども31歳の遠藤の状況を注視しているようだ」と、遠藤の今冬の移籍市場における獲得可能性を複数クラブが探っている段階だと伝えていた。
この報道を受けて『Anfield Index』は、「リバプールは遠藤に関して極めて重要な決断を迫られている。実証済みの能力と安定したパフォーマンスにもかかわらず、遠藤はアルネ・スロット監督の下で先発を確保するのが難しい」と述べた上で、「『遠藤は求められれば良いパフォーマンスを見せており、良いチームプレイヤーであることを示してきた』この言葉はジレンマの核心を要約している。遠藤は何もせずに座っているには価値がありすぎる。しかし、競争力のあるチームの第一候補ではない」と、遠藤の現状について分析。
そして、「戦略的決断。リバプールは遠藤を保有すべきか売却すべきか。長いシーズンが控えているため監督は選手をローテーションし、疲労を管理するために層の厚いチームを持つことを重視している。(一方で)1,200万〜1,500万ユーロ(約19〜24億円)の移籍金を巡る憶測は、金銭的に大きな損害を与えることなく遠藤の退団を促進できる可能性があることを示唆している」と、金額によっては放出を検討すべきだと指摘していた。
また、「サポーターとして遠藤の窮状に共感を覚えずにはいられない。彼のような才能のある選手はピッチでより多くの時間をプレーする価値があるが、現在の体制ではその機会は限られているように見える」と述べた上で、「この移籍の可能性は遠藤とクラブの双方にとって有益となる可能性がある。クラブは移籍資金を、複数シーズンにわたって貢献できる若くて多才な選手に再投資可能だ。しかし、当面の課題は、遠藤不在のピンチを感じることなく、チームがあらゆる面で戦えるだけの強さを維持することだろう」と伝えている。
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