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呼んでくれ…! 今年こそサッカー日本代表で見たい6人。昨年、待望論がありながら声がかからなかったのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:濃野公人(のうの・きみと)

濃野公人
【写真:Getty Images】

生年月日:2002年3月26日(22歳)
所属クラブ:鹿島アントラーズ
昨季リーグ戦成績:リーグ戦31試合9ゴール0アシスト

 鹿島アントラーズの若き才能は、いまやJリーグを代表するサイドバックにまで成長を遂げた。日本代表への招集もそう遠くはないのではないか。

 現在22歳の濃野公人は、関西学院大学を経て鹿島に加入した。ルーキーイヤーとなった2024シーズンは大卒新加入ながらリーグ開幕戦で先発入り。その後も怪我で離脱するまでの間は先発の座を守り続け、最終的にリーグ戦31試合に出場した。

 常勝軍団のなかでも臆せず、堂々としたパフォーマンスを披露した同選手は、大卒新人としては三笘薫(2020年)以来4年ぶりとなるJリーグベストイレブンに選ばれている。

 濃野について語る上で外せないのが、その圧倒的な攻撃性能である。

 鹿島では右サイドバックを主戦場にして戦っているが、今季はDFながらリーグ戦で9ゴール(チーム2位)をマークした。驚異的な成績の背景には、学生時代に前線やサイドのアタッカーとしてプレーした経験が活かされているのだろう。味方選手と連係しながら徐々に高いポジションへ移動し、攻撃に厚みをもたらすことができる。

 プロ1年目としてはあまりにも出来すぎたシーズンを過ごした濃野だったが、9月に右膝を負傷したことでリーグ終盤戦には絡むことが叶わなかった。来季は大きな怪我なくフルシーズンを駆け抜けることが目標になる。

 新人ながらチームを牽引する働きを果たした鹿島の至宝は、プロ2年目にどこまで進化してしまうのだろうか。

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