DF:チェイス・アンリ
生年月日:2004年3月24日(20歳)
所属クラブ:シュトゥットガルト(ドイツ)
今季リーグ戦成績:12試合0ゴール0アシスト
「超高校級」の称号は伊達ではないはずだ。世代屈指のディフェンダーとして注目を集めてきたチェイス・アンリは、日本代表をさらなる高みへと導いてくれるかもしれない。
アメリカ人の父と日本人の母をもつアンリは、尚志高校時代からその圧倒的なフィジカルで脚光を浴びてきた。身長188cmと世界基準の高さがあり、それでいて速い。日本人離れした身体能力を駆使したダイナミックなディフェンスは見る者を圧倒する。
将来を嘱望されてきた若きディフェンダーは、高校卒業後Jリーグを経由せず、海外でプロサッカー選手になる道へ。キャリアの出発地として、遠藤航や伊藤洋輝などが所属していたことで日本人選手ともなじみ深いシュトゥットガルト(ドイツ)を選んだ。
今季開幕前には念願のトップチーム昇格を果たし、アンリは今季ここまでリーグ戦で12試合に出場。まだ20歳と若いながらも、バイエルン・ミュンヘンやボルシア・ドルトムントといった国内の強豪クラブだけでなく、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではレアル・マドリード(スペイン)やユベントス(イタリア)といった各国リーグの盟主クラブとの対戦を経験し、屈強な欧州の選手たちに引けを取らない力強いプレーの数々を披露している。
アンリは両親の国籍の関係で日本とアメリカ合衆国のどちらの代表に参加するか選択肢がある状況だ。まだまだ粗削りな部分を残しているが、圧倒的なポテンシャルを秘めていることは言うまでもないだろう。ぜひ森保一監督にはなるべくはやくアンリの日本代表招集に動いてもらいたい。