「今年こそJ1昇格」「他のチームもすごい補強をしている」
「毎日のトレーニングが勝負で、この選手がいたら守備が強くなって失点しなくなるな、この選手とこの選手がセットだと点が入るな、この選手からのスルーパスとそれに対して走る選手がいたら合うなというのは毎日の練習で決まっていって、そうして形になるものがスタートのメンバーになってきます」
そして今季の目標について森山監督は「今年こそ何としてでもみんなで力を合わせてJ1昇格したい」と明言した。
「昨年の今頃は、正直プレーオフ圏内ギリギリに滑り込みたいという話をして、本当にそうなりました。今季は6位ではスタッフ選手もサポーターも誰一人満足できないと思います。他のチームもすごい補強をしているので、今季のJ2はかなり競争が激しいリーグになるのは目に見えていますが、絶対負けない気持ちを持って欲しいですし、今はここにいない昨年悔しい思いをしたメンバーも負けない気持ちでやってくれると思うので、競争し合って素晴らしいムードでキャンプに臨んで欲しい」
昨季以上の成績、すなわちJ1昇格を成し遂げるため、新加入選手も昨季から在籍した選手も強いメンタルを持って1月10日からのキャンプに臨んで欲しいと語った。
今季はホーム・ユアテックスタジアム仙台が6月いっぱいまで改修工事のため使用できず、宮城県利府町のキューアンドエースタジアムみやぎでホームゲームを行う。交通アクセスに難があるスタジアムということもあって、「みなさん頑張って(最寄り駅から)50分坂を登ってもらって」とジョークも交えながら、「共闘で相手をねじ伏せて、ベガルタファミリー全員で勝利を勝ち取って、今年も一緒に戦いましょう!」とサポーターに昨季と変わらぬ熱い応援を呼びかけ、大きな拍手を受けた森山監督。悲願のJ1昇格に向けて、強力な武器を備えた選手たちと共に戦うシーズンが始まった。
(取材・文:小林健志)
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