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Jリーグ 4日前

一気に評価アップ! Jリーグ“ブレイク”ランキング11~20位。2024年、市場価値を上げたのは?

シリーズ:Jリーグブレイクランキング text by 編集部 photo by Getty Images

14位:福田翔生(湘南ベルマーレ)

湘南ベルマーレの福田翔生
【写真:Getty Images】

生年月日:2001年3月23日(23歳)
市場価値の上昇額:55万ユーロ(約8800万円/366.7%UP)
市場価値の変動:15万ユーロ(約2400万円)→70万ユーロ(約1億1200万円)
2024リーグ戦成績:34試合10得点4アシスト

 湘南ベルマーレの福田翔生がJリーグ“ブレイク”ランキングで14位に位置している。

 福田は、東福岡高等学校卒業後の2019シーズンにFC今治へと加入。だが、当時日本フットボールリーグ(JFL)に所属していた今治では特段目立った活躍ができず。同シーズンは3試合の出場に留まり、得点もアシストも付かなかった。

 福田にとって転機となったのは、2023年1月に完全移籍で加入したY.S.C.C.横浜時代。J3リーグで21試合に出場すると11得点をマークし、ストライカーとしての能力を一気に開花させた。

 加入から半年後の8月、福田は湘南にステップアップを果たす。オフシーズンから入念な準備をして臨むことができた2024シーズンはさらにプレーに磨きがかかり、リーグ戦34試合で10得点4アシストをマーク。自身初となるJ1の舞台で2桁得点を叩き出した。

 この1年間の活躍が実を結び、福田の市場価値上昇率は366.7%を記録。約1年前に15万ユーロ(約2400万円)だった市場価値は、70万ユーロ(約1億1200万円)まで上昇した。わずか2シーズン前にJ3を主戦場としていた男は、残留争いに巻き込まれることが珍しくない湘南を「勝たせる」選手となり、自身の価値を飛躍的に高めたのだった。

 今シーズン、福田は今までよりも重い責務を担うだろう。湘南をけん引する攻撃の「軸」としてより一層の得点力アップを期待されるのは必然で、対戦相手の研究を上回るパフォーマンスを披露する必要がある。湘南の1桁順位でのシーズンフィニッシュ、もしくは何かしらのタイトル獲得に貢献するようなことがあれば、1年後の“ブレイク”ランキングでトップ10入りを果たすのも決して夢ではない。

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