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チーム編成を見直した今季の横浜F・マリノス
横浜F・マリノスは11日、日産グローバル本社にて今季の新体制発表会を行なった。2022年のJ1優勝を含めて、2021年以降は3位以内の順位が続いていたF・マリノスだが、昨季は9位に低迷。今季からスポーティングダイレクターに就任しチーム強化を図る西野努と、新監督のスティーブ・ホーランドが新シーズンの意気込みを語った。
中山昭宏代表取締役社長の挨拶から始まった新体制発表会。「過去に類のない1年間を戦った」と語るように、J1リーグやAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)、国内カップ戦を含めた実に「61」もの試合を戦った昨季は「かなりハードだった」と振り返る。そんな中でも、クラブを支えてくれたファン・サポーター、スポンサー企業などの「マリノスファミリー」に対しては、何度も労いの言葉を送った。
続いて、西野努SDが新チーム体制を発表した。自身のタスクとして、「チームを成長させる監督の選定、監督を支えるチームスタッフ編成、継続的な優勝争いをするチーム編成」という3つを挙げた。それを実現してくれる人材としてスティーブ・ホーランドを新監督に迎えたという。
スティーブ・ホーランド監督も、「才能溢れる選手たちとともにクラブを強くしていきたい」と語り、この日(会見日)の朝のトレーニングで初めて選手たちと一緒に汗を流したことでそれが確信に変わった様子。ホームだけでなくアウェイ、そして、アジア各国の試合でもスタジアムに足を運んでくれる熱狂的なサポーターと一緒にシーズンを戦い抜きたいと意気込んだ。
SDに監督とチーム編成を改め、さらに新加入選手も加わるF・マリノスは今季どのような戦いを見せてくれるのだろうか。
「魅力のあるサッカー、強化部の方々の熱い言葉に心を動かされた」ことが移籍の決め手と語る遠野大弥は、この日のフォーメーション練習では3トップの中央に入り、背番号の「9」以上のゴールをあげたいと攻撃陣のさらなる活性化を期待させた。
「ただいま!」の一言でファン・サポーターから大きな歓声を受けた朴一圭は、「5年ぶりにこの伝統あるクラブ、エンブレムがついたユニフォームで戦えることに感謝している」と語るとともに、サガン鳥栖時代には一度も凱旋することがなかった日産スタジアムでのプレーを心待ちにしているようだ。
(取材・文:編集部)
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