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【写真:Getty Images】
前橋が決勝進出!
2024年度第103回全国高校サッカー選手権大会の準決勝・第1試合、東福岡(福岡)対前橋育英(群馬)の試合が11日に国立競技場で行われた。試合は、前橋育英が3-1で勝利している。この結果、前橋育英が7年ぶり2回目の優勝をかけてファイナル進出を決めた。
ベスト4に駒を進めた東福岡と前橋育英。東福岡は過去3回の選手権優勝を誇り、これは準決勝進出校のなかでは最多の数字だ。今大会はここまで4試合のうち2試合がPK勝利という形であり、接戦をものにしてセミファイナルまで勝ち残ってきた。
一方の前橋育英は、今大会4試合のうち2試合が1点差での勝利。さらにもう1試合はPK戦にまでもつれ込んだものの勝利を飾っており、東福岡と同様に接戦をしっかりものにして強豪校の強さを見せつけてきた。
東西の名門校による決勝進出をかけた一戦は、まず東福岡が試合を動かした。11分、東福岡の塩﨑響が送ったグラウンダーの鋭いクロスに、伊波樹生がニアで合わせて先制ゴールを奪う。9大会ぶり4度目の選手権制覇に向けて、東福岡が幸先の良いスタートを切った。
しかし、その後、堅守を持ち味に予選から7試合無失点だった東福岡が立て続けに失点してしまう。1-0とリードして突入した後半開始早々に、自陣でのパスをカットされて佐藤耕太にゴールを奪われてしまった。7試合ぶりの失点に動揺したのか、その後立て続けに2失点。
2点を追いかける形となった東福岡だが、狂った歯車を戻すことはできず。東西の名門校による対決は、3-1で前橋育英が制する結果となった。前橋は7年ぶり2回目の優勝をかけて、流通経済大柏(千葉)と東海大相模(神奈川)の勝者と決勝戦を戦うことが決まっている。
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