4位:笠柳翼(V・ファーレン長崎)
生年月日:2003年6月24日(21歳)
市場価値の上昇額:40万ユーロ(約6400万円/266.7%UP)
市場価値の変動:15万ユーロ(約2400万円)→55万ユーロ(約8800万円)
2024リーグ戦成績:34試合3得点7アシスト
V・ファーレン長崎の笠柳翼は2024シーズンのJ2で活躍し、市場価値を15万ユーロ(約2400万円)から55万ユーロ(約8800万円)に急上昇させた。
笠柳は高校サッカーの名門・前橋育英高等学校で注目を集め、2022年に長崎に加入。プロ1年目はケガの影響もあってリーグ戦2試合出場にとどまると、2年目もシーズン途中でレギュラーの座を失うなど、苦しい時期を過ごした。
それでも、3年目の2024シーズンは完全にブレイク。左サイドから得意のドリブルを武器にチャンスを創出し、シーズンを通して110回のドリブル成功を記録。リーグ2位タイの数値を残したほか、4月にはJ2の月間ヤングプレーヤー賞を受賞するなど、存在感を発揮した。
笠柳は身長175cmと小柄ではないが、63kgという体重が示すとおり、体の線の細さが懸念材料だった。そのフィジカル面が向上し、もともと武器としていたドリブルがより際立つようになってきた印象だ。ゴール前での精度が高まれば、さらなる成績向上も期待できる。
長崎は12月28日に笠柳との契約更新を発表し、来シーズンの残留が確定。攻撃陣ではマテウス・ジェズスの契約更新も発表されており、長崎のファンにとっては2025シーズンへの期待が膨らむばかりだ。