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一気に評価アップ! J2リーグ“ブレイク”ランキング1~10位。2024年、最も市場価値を上げたのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

7位:米田隼也(V・ファーレン長崎)

V・ファーレン長崎DF米田隼也
【写真:Getty Images】

生年月日:1995年11月5日(29歳)
市場価値の上昇額:35万ユーロ(約5600万円/175%UP)
市場価値の変動:20万ユーロ(約3200万円)→55万ユーロ(約8800万円)
2024リーグ戦成績:38試合0得点4アシスト

 V・ファーレン長崎の米田隼也は、2024年に市場価値が20万ユーロ(約3200万円)から55万ユーロ(約8800万円)に上昇した。29歳にして自身最高額を更新した。

 静岡学園高等学校卒業後、順天堂大学を経て、2018年に長崎でプロキャリアを始めた米田は、主に試合途中からの出場ではあったが、1年目からJ1で16試合に出場した。その後はクラブの降格に伴い、J2でのプレーを続けてきた。

 プロ3年目のシーズン後半戦から左サイドの定位置を確保すると、2023シーズンは5得点5アシストと結果を残し、2024シーズンは得点こそなかったものの、4アシストを記録した。

 右利きの左サイドバックである米田は、低い位置からの正確なフィードが武器で、マテウス・ジェズスや笠柳翼といった攻撃のタレントを活かす起点になることができる。

 また、守備時の集中力も特筆すべき点で、ブロック数はリーグ3位、リカバリー数はリーグ4位と高い数値を記録し、ディフェンス面で大きく貢献した。

 2024シーズンのJ2で3位だった長崎は、昇格プレーオフの末にJ1行きを逃した。米田は再びJ1で戦うという目標には届かなかったが、経験を重ねてサイドバックとしての総合力が高まっており、市場価値の急上昇もうなずけるシーズンとなった。

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