8位:増山朝陽(V・ファーレン長崎)
生年月日:1997年1月29日(27歳)
市場価値の上昇額:30万ユーロ(約4800万円/75%UP)
市場価値の変動:40万ユーロ(約6400万円)→70万ユーロ(約1億1200万円)
2024リーグ戦成績:38試合4得点3アシスト
増山朝陽は2024シーズン、V・ファーレン長崎でJ2リーグ38試合に出場し、4得点3アシストを記録。市場価値は1年間で40万ユーロ(約6400万円)から70万ユーロ(約1億1200万円)に上昇し、自身最高額を更新した。
名門・東福岡高等学校出身の増山は、2015年にヴィッセル神戸でプロキャリアを開始。しかし、ポジション争いで苦しみ、なかなか出場機会を増やせず、2017シーズンの横浜FCへの期限付き移籍も含め、プロ5年目まではリーグ戦の出場が10試合に届かないシーズンが続いた。
2020シーズンは期限付き移籍先のアビスパ福岡でリーグ戦36試合5得点と、ようやく出場機会を得て躍動し、クラブのJ1昇格に貢献したが、神戸に復帰すると再び先発を外れることが多く、2021年夏に大分トリニータに完全移籍となった。
1年半を大分で過ごしたあとの2023年、V・ファーレン長崎に加入すると、ここから市場価値が急上昇。2023年1月時点で35万ユーロ(約5600万円)だった市場価値は、現在の70万ユーロ(約1億1200万円)にまで倍増した。
増山は強靱なフィジカルと爆発的なスピードを武器に、サイドバックやウイングとして貢献。第9節、ロアッソ熊本との九州ダービーでは、相手DFの前に入るヘディングで先制点を奪い、さらに裏への抜け出しから2点目も挙げる活躍を見せ、4−3の勝利に貢献した。
もともと攻撃的な選手としての評価が高かった増山だが、ハードワークを武器に守備でも活躍するようになり、長崎で不動のレギュラーに定着した。長崎は昨年12月18日に増山の契約更新を発表しており、今後のさらなる活躍が期待されている。