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一気に評価アップ! J2リーグ“ブレイク”ランキング1~10位。2024年、最も市場価値を上げたのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

9位:新保海鈴(レノファ山口FC)

レノファ山口FCの新保海鈴
【写真:Getty Images】

生年月日:2002年8月16日(22歳)
市場価値の上昇額:30万ユーロ(約4800万円/120%UP)
市場価値の変動:25万ユーロ(約4000万円)→55万ユーロ(約8800万円)
2024リーグ戦成績:37試合1得点8アシスト

 新保海鈴は2024シーズンにレノファ山口FCでJ2リーグ37試合に出場し、1得点8アシストを記録。この1年で、市場価値は25万ユーロ(約4000万円)から55万ユーロ(約8800万円)に上昇した。

 元サッカー日本代表・田中隼磨の息子としても知られる新保は、セレッソ大阪の育成組織出身で、2021シーズンから山口に在籍している。

 しかし、初年度はポジションを得られず、2年目の2022シーズンからは期限付き移籍で山口を離れ、テゲバジャーロ宮崎、いわてグルージャ盛岡で2年間経験を積んだ。2023シーズンには盛岡で1得点8アシストを記録し、評価を大きく高めた。

 山口復帰後の2024シーズンもその評価を裏切らず、精度の高い左足を武器にアシストを量産。クロス数は181回でリーグ2位を記録し、さらにドリブル突破数でも110回でリーグ2位に入るなど、相手にとって脅威となり続けた。

 その結果、J3で過ごした2023シーズンと同じ1得点8アシストという見事な成績を残すと、このオフに横浜FCへの移籍が決定。J1への「個人昇格」を果たした。

 J3からJ2、そしてJ1へと急成長を遂げた新保はまだ22歳。持ち味の正確なクロスとドリブルで、J1でもさらなる市場価値の上昇が期待されている。

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