ブッフォンを育てた名指導者の鈴木彩艶評とは?
パルマは、あらゆる年代で最も優れたGKの一人と言われる、あのジャンルイジ・ブッフォンを輩出したクラブだ。
そのブッフォンが、マエストロと呼ぶ、パルマ生まれの名GKコーチ、エルメス・フルゴーニに鈴木のこれまでの印象を直接尋ねた。ユース時代のブッフォンを育成し、ブッフォンが、華々しいキャリアを築くことができたのは、「エルメスのおかげだ」と感謝の意を示すほどの人物である。
川島永嗣や、FC東京の臨時GKコーチとして権田修一の指導も行った、御年76歳の名伯楽は、「スズキは、素晴らしい資質を備え、成長の余地が大きいGKだ。どのようにトレーニングを行っているかわからないが、適切に指導されれば、セリエAで最も優れたGKになれるだろう」と言明し、高く評価していることを強調した。
さらに、「彼の体格や冷静さからすると、(フランチェスコ)・トルドに似ていると思う。とにかく私はスズキを気に入っている」と続け、フィオレンティーナやインテルで活躍し、セリエA通算349試合、イタリア代表キャップ数28試合を誇るトルドを想起させると語っている。
それでは鈴木自身のお気に入りGKは誰だろうか。昨年12月の日刊紙『ラ・レプッブリカ』のインタビューで打ち明けている。