DF:橋岡大樹(はしおか・だいき)
【写真:Getty Images】
生年月日:1999年5月17日
所属クラブ:ルートン・タウン(イングランド)
今季リーグ成績:13試合0得点0アシスト
2024年冬からルートン・タウンでプレーしている橋岡大樹も今季は怪我に苦しんでいる。チームがチャンピオンシップに降格して迎えた今シーズンは第26節終了時点で半分の13試合の出場に留まっており、915分のプレータイムは同リーグでプレーする7人の日本人選手の中で最も少ない。
橋岡にとって痛恨だったのが、プレシーズンで負ったふくらはぎの負傷だ。これが長引いてシーズン初出場は10月19日に行われた第10節ワトフォード戦まで先延ばしとなった。12月14日に行われた第21節ブラックバーン・ローヴァーズ戦でも負傷交代を余儀なくされると、1試合でベンチにこそ戻ったが、直近の5試合では1試合の出場に留まっている。
彼のパフォーマンス以前に、今季のルートンはチームとして自信を失っており、崩壊しているように映る。特に守備のパフォーマンスは昨季から続く怪我人続出の影響もあって脆く、ここまでリーグワースト2位の44失点を喫している。
自信の無さはプレミアリーグに所属していた昨季終盤の壊滅的な出来が影響しているだろう。昨年2月から最終節までに行われた16試合で1勝しかすることができず、この悪い雰囲気が今季も続いて持ち込まれている。
この最悪の成績でも功労者であるロブ・エドワーズ監督は解任されなかったが、今季も成績が改善されない状況が続くと、徐々に発言がエスカレートしてしまった。
11月30日に行われたノリッジ・シティ戦で2-4の敗戦を喫すると、試合後に「今日はサポーターに謝らなかった。負けたのは私のせいではない。今日は個人のミスで4ゴールを失った。まったく馬鹿げている。私は激怒している」と発言。自らの責任を逃れるように選手に敗戦の理由を押し付けた。
それでもクラブはエドワーズ監督を更迭しなかったが、年が明けた1月6日に行われた第26節クイーンズ・パーク・レンジャーズ(QPR)戦で4連敗目を喫すると、ついに解任に。あまりに遅い解任劇となったが、ルートンからすると監督交代は新たなスタートを切るチャンスである。
幸いにも橋岡はエドワーズ体制での最終戦となったQPR戦で5試合ぶりに復帰を果たしており、新体制に向けてのスタートラインに立つことはできそうだ。