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かなりマズい…。欧州で大苦戦している日本人選手6人。2025年こそ挽回したい実力者たち

シリーズ:欧州で大苦戦中の日本人 text by 編集部 photo by Getty Images

DF:冨安健洋(とみやす・たけひろ)

冨安健洋
【写真:Getty Images】

生年月日:1998年11月5日
所属クラブ:アーセナル(イングランド)
今季リーグ成績:1試合0得点0アシスト

 冨安健洋の怪我の多さは擁護できないレベルに達している。シーズン前半戦を終了した時点で公式戦1試合(6分)の出場に留まっており、戦力として計算することができていない。

 今季の冨安はプレシーズン中に膝を負傷し、10月に行われた第7節サウサンプトン戦で初出場を記録していた。しかし、この試合で再び負傷してしまった模様で、そこから現在に至るまで1試合もメンバー入りしていない。

 2021年夏のアーセナル加入後におけるプレミアリーグでの出場数を比較すると、1年目と2年目が21試合、3年目の昨季は22試合に出場していた。今季はすでに20試合を消化していることからプレミアリーグではワーストの出場試合数に終わるのが確実だ。

 ミケル・アルテタ監督は1月3日の記者会見で「トミはピッチ上での取り組みを行っているが、長期のケガなので、どれだけ早く回復して、どういう反応を示すかを見極める必要がある」と、復帰については慎重な姿勢を示している。今季の復帰戦となったサウサンプトン戦で再負傷した前例もあるため、積極的な起用は難しいだろう。

 彼がチームを離脱している期間にアーセナルの最終ラインは怪我人が続出。ベン・ホワイトやガブリエウ・マガリャンイス、リッカルド・カラフィオーリらが同時に離脱した期間は人選にも大きく悩まされていた。こうした時期にユーティリティーな日本代表DFがいれば指揮官を大いに助けることができる可能性があっただけに、再三の離脱が悔やまれる。

 1月から2月にかけての復帰が予想されているが、そこからシーズン最後まで怪我なく稼働を続けることができる可能性はあまり高くないだろう。アーセナルとしてはタイトル獲得が必須なシーズンなだけに、局所的な活躍だけでもチームに貢献したいところだ。

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