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【写真:Getty Images】
富樫がMLSへ!
明治安田J2リーグのサガン鳥栖はFW富樫敬真が、アメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)のアトランタ・ユナイテッドへ完全移籍することを発表した。契約期間は25シーズン限りとなっており、1年間の延長オプションが付随しているという。サガン鳥栖とアトランタ公式サイトが富樫の移籍について報じている。
1993年8月10日生まれで現在31歳の富樫。関東学院大学在学中の15年に特別指定選手として横浜F・マリノスでデビューすると、それ以降はFC東京、FC町田ゼルビア、V・ファーレン長崎、ベガルタ仙台などでプレーした。昨季は37試合に出場して、2ゴール2アシストの数字を残している。
A代表へ招集された経験はないが、世代別の日本代表としてプレーした経験があり、16年の第44回トゥーロン国際大会ではU-23日本代表に選ばれている。
富樫は鳥栖の公式サイトにて、サポーターに向けて次のような言葉を残していた。
「この度、MLSのアトランタ・ユナイテッドFCに移籍する事となりました。サガン鳥栖で新たな歴史を作るという思いで加入しましたが、ファン・サポーターの皆さんと、古くから鳥栖に携わっているクラブ内の方々にも苦しい思いばかりをさせてしまった事への悔しさはいまだにあるように感じます。
しかし今回は自分がいつかはやりたいという気持ちがあったアメリカでの挑戦のチャンスを頂き、僕の決断を理解してくれた強化部の方達にもこの場を借りて感謝申し上げます。
そして、苦しい中でも常に前を向かせてくれた監督、スタッフ、選手。そしてファン・サポーターの皆さん、本当にありがとうございました。サッカー選手やっててよかったと思える瞬間はサガン鳥栖にいる間多かったと、今振り返っても感じました。
J1へ戻るサガン鳥栖を心から願っております」
また、アトランタ・ユナイテッドのチーフサッカーオフィサー兼スポーツディレクターのクリス・ヘンダーソン氏はクラブ公式サイトにて富樫について次のようにコメントしていた。
「富樫はここ数カ月に渡りスカウトが注目してきたFWの1人だ。日本国内で活躍した10年以上のプロでの経験を(アトランタに)持ち込んでくれるだろう。我々が参戦する大会の数や試合の数を考えると、FWのポジションの厚みというのは常に重要なものだ。彼はキャリアを通じてあらゆるチームでゴールを決めており、我々のFW陣にもうまくフィットできるだろう」
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