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“一気に評価アップ! Jリーグ“ブレイク”ランキング1~10位。2024年、最も市場価値を上げたのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

2位:レオ・セアラ(セレッソ大阪)

レオ・セアラ
【写真:Getty Images】

生年月日:1995年2月3日(29歳)
市場価値の上昇額:80万ユーロ(約1億2800万円/80%UP)
市場価値の変動:100万ユーロ(約1億6000万円)→180万ユーロ(約2億8800万円)
2024リーグ戦成績:38試合21得点1アシスト

 Jリーグ“ブレイク”ランキングで2位に食い込んだのは、2024シーズンのJ1で得点ランキング2位の21得点を叩き出したレオ・セアラ。セレッソ大阪の絶対的エースとして求められたタスクを完遂した29歳のストライカーは、自身の市場価値を押し上げることに成功した。

 日本におけるレオ・セアラのキャリアは、2016シーズンにFC琉球へと期限付き移籍で加入したところから始まった。自身初の外国生活に馴染めない部分もあったのか、わずか1年で母国ブラジルに帰還してしまうのだが、2021シーズン開幕前に横浜F・マリノスへ完全移籍して日本復帰。翌2022シーズンには得点ランキング6位タイの11得点をマークしてチームのJ1制覇に大きく貢献した。

 2023シーズンから活躍の場をC大阪に移すと、加入初年度はリーグ戦33試合に出場して12得点3アシスト。決定力に磨きがかかった翌2024シーズンは38試合で21得点1アシストを記録し、得点王に輝いたかつての同僚アンデルソン・ロペス(横浜FM)に3点差まで迫った。

“桜の戦士”として充実のシーズンを過ごしたレオ・セアラの市場価値は、当然のことながら上昇。約1年前の100万ユーロ(約1億6000万円)から80%アップし、180万ユーロ(約2億8800万円)の値をつけている。

 市場における存在感の拡大は、レオ・セアラのキャリアをより一層前進させることにも繋がった。年明けの1月6日、鹿島アントラーズはレオ・セアラを完全移籍で獲得。C大阪時代と同じ背番号「9」を託した。

“神様”ジーコの降臨以来、鹿島で連綿と続いているブラジル人選手の系譜を受け継いだレオ・セアラ。今シーズンは個人成績の充実のみならず、クラブにタイトルをもたらす活躍が期待される。

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