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“一気に評価アップ! Jリーグ“ブレイク”ランキング1~10位。2024年、最も市場価値を上げたのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

1位:ヤン・マテウス(横浜F・マリノス)

ヤン・マテウス
【写真:Getty Images】

生年月日:1998年9月4日(26歳)
市場価値の上昇額:95万ユーロ(約1億5200万円/126.7%UP)
市場価値の変動:75万ユーロ(約1億2000万円)→170万ユーロ(約2億7200万円)
2024リーグ戦成績:35試合5得点8アシスト

 Jリーグ“ブレイク”ランキングで栄えある1位に輝いたのは、横浜F・マリノスに所属するヤン・マテウスだ。J1得点王となったアンデルソン・ロペスと共に横浜FMの攻撃をけん引した26歳は、この1年間で自身の市場価値を最も上げたJリーガーとなった。

 母国ブラジルのヴィトーリアユースで育成を受けたヤン・マテウスは、2022年8月に完全移籍で横浜FMへと加入。シーズン途中の移籍だったこともあり、この年はJ1リーグ5試合出場1得点にとどまった。

 開幕前から万全の準備を期して臨んだ翌2023シーズンは、リーグ戦で32試合に出場して6得点11アシストをマークした。ブラジル人特有のリズムを感じさせるドリブルと高精度の左足キックは、お金を払ってでも生で観戦する価値があると断言できる。

 2024シーズンも良質なプレーは健在で、リーグ戦では35試合5得点8アシストを記録。9位フィニッシュと消化不良のシーズンを送ったチームの中で、一際目を引く存在だったのは言うまでもない。リーグ3位となる「87回」ものチャンスクリエイト総数は、ヤン・マテウスが横浜FMの“ゴールの芽”を生み出す役割をしっかり果たしていたことを裏付けるデータだ。

 約1年間でヤン・マテウスが記録した市場価値上昇額は、Jリーガートップの95万ユーロ(約1億5200万円)。上昇率は126.7%と、割合で考えると今回のランキングでは他の選手に1位を譲るが、それはひとえに前シーズンの段階から市場価値が高かったということ。好不調の波が少なく、常にハイパフォーマンスを披露し続けてきた証である。

 現在のヤン・マテウスの市場価値は170万ユーロ(約2億7200万円)だが、新シーズンもより高いレベルのプレーを見せられれば、1年後の“ブレイク”ランキングで二冠を獲得する可能性も十分にある。市場における注目度が高い選手であるだけに、タイトル獲得を狙う横浜FMとしては全力で慰留に努めたいところだ。

 
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【了】
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