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Jリーグ 1週間前

秋野央樹、電撃移籍の真実。なぜ愛するV・ファーレン長崎を離れたのか。「まさか…」願望が現実に変わった瞬間【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by 藤江直人

新たな背番号「15」にかける思い

「彼らとはボランチとしてのタイプが違うし、キャラクターも違う。そのなかで何がいいとか、誰がいいとかではなくて、各々がもっているいい部分を出しながらお互いに刺激し合って、いい競争ができたらと思います。僕も大起や重見からいろいろなものをたくさん盗みたいと思っているし、彼らも僕から盗めるものもあると思うので、いい競争をしながら、チームにいいものをもたらせたらと思っています」

 新天地での背番号は「15」に決まった。FWウェリントンが「17」をトレードマークにしている関係で、クラブ側から提示された複数の候補のなかから選んだ番号には、秋野の決意と覚悟が反映されている。

「いままでつけた経験のない新たな気持ちで、という意味を込めました。自分は決してアスリート能力が高い選手ではないけど、それでも何歳になっても成長できる、J1でもプレーできると示していきたい」

 初練習に続いて福岡市内で開催された新体制発表会で、秋野は今シーズンの目標に全試合出場と、そのためのコンディション管理の徹底を掲げた。新天地で輝く姿が、古巣・長崎へのエールにもなる。

 20日からは宮崎県内でのキャンプに移り、トレーニングの強度をさらにあげていくなかで、攻守両面でアグレッシブさを求め、敵陣でプレーする時間を増やしていく金新監督のスタイルで確固たる居場所を築きあげていく。

(取材・文:藤江直人)

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