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Jリーグ 1週間前

秋野央樹、電撃移籍の真実。なぜ愛するV・ファーレン長崎を離れたのか。「まさか…」願望が現実に変わった瞬間【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by 藤江直人

移籍を決断した理由「本当に悩み、本当にいろいろと考えました」

「12月の半ばに代理人を通じてアビスパ福岡さんから声をかけていただいてから本当に悩み、本当にいろいろと考えました。この状況で長崎を出るのは自分にとってすごく不本意な結果であり、J1へ昇格させて、という形が一番綺麗だとあらためて思った一方で、自分自身の今後のサッカーキャリアを考えたときに、残されている時間はそこまで長くない、というのもわかっていました。

 そこでJ1クラブのアビスパ福岡からオファーをいただいたときに、ここは本当にチャレンジしたい、という気持ちが最終的には上回ったなかでこういう決断をくだしました。アビスパへの返答期限もあって時間は限られていましたけど、そのなかで本当に毎日、毎日考えていました」

 もっとも長く所属したクラブとなった、長崎への愛着の深さは言葉ではなかなか表現できない。それでも湘南時代の2019年5月が現時点で最後のJ1でのプレーとなっているなかで、現役でいられる時間も刻一刻と減っていく。残留か、それとも移籍か。揺れ動いた胸中は、長崎の公式ホームページ上でも綴られた。

 福岡への完全移籍が発表された12月23日。秋野はこんな思いを綴っている。

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