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「ほぼ全員ターゲットにされていた」 東京ヴェルディの城福浩監督が多くの選手が流出危機にあったと明かす。「成長を感じて…」

text by 編集部 photo by Getty Images

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城福浩
【写真:Getty Images】

東京ヴェルディは更なる高みを目指す

 東京ヴェルディは7日、2025シーズンの新体制発表会見を実施した。昨シーズンは、16年ぶりのJ1の舞台で6位と躍進したヴェルディ。今シーズンは既存の選手が多く残留したことに加え、DF鈴木海音やMF平川怜などの補強にも成功し、更なる高みを目指す。そんな新シーズンに向けて城福浩監督が戦力について言及した。

 

 城福監督は、「我々のキーワードとしたら、やはり今年も『成長』。一試合一試合良いことも、苦しいことも、全部自分たちの成長の糧にして、次に向かっていく集団であり続けて、どこかのタイミングで階段を二段でも三段でも上がるような、そういうタイミングがあれば、このチームはもっと超野心的な目標に向かっていける」と昨シーズン以上の飛躍に向けて意気込みを語った。

 戦力については「残ってくれた選手と新たに入ってくれた選手含めて、自分たちがJ1で今年戦っていくために必要なメンバーが揃ったなと、うれしく思う」と自信を示した。それでも、「先発ほぼ全員(他のクラブから)ターゲットにされていた。最後の2試合ぐらいは、みんながいろんなクラブから声がかかった状態で、 戦っていた2試合だった」と明かし、「それが一つのクラブだけでなく、いくつものクラブから声が掛かっていた。でもクラブが頑張ってくれた」と躍進を支えた選手に多くのオファーがあったと語った。

 そんな状況のなか、主軸の選手が残留したことや新戦力を獲得できたことの要因については、「自チームでやってる選手たちが、成長を感じてくれたっていうのが大きいと思う。他のチームから見ても、ヴェルディに行けば成長できるんだと、それは年齢関係ないんだ、ということを感じてくれた選手が多かった。僕が面談をしていて、それはすごく感じた」と昨シーズンの充実した戦いぶりが、 今シーズンの戦力に大きく関係したとコメントしている。

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