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背番号6を背負う山本悠樹
川崎フロンターレは7日、川崎市の麻生グラウンドで2025シーズンの初練習を行った。始動に先駆けて、前日の6日には今季の背番号も発表されている。在籍2年目のシーズンを前に、背番号を77番から6番に変えた山本悠樹は、背番号変更の理由と今季の意気込みを語った。
一 関西学院大学出身で、2020シーズンにガンバ大阪に加入した。草津東高校では10番を3年間つけたが、大学1年時につけたのが29番で、「変えるタイミングがなかった」と、ガンバを離れる23シーズンまでは一貫して29番を付けてきた。
川崎に加入した昨季は77番を付けたが、ラッキーナンバーということで「いいことありそうじゃないか」くらいの軽い気持ちだったと言う。クラブから打診があった流れに身を任せる形で、今季は6番を背負うことが決まった。
山本は6番について「守田くんとか、いいイメージがある」と話す。直近ではジョアン・シミッチやゼ・ヒカルドといった外国籍選手がつけた番号だが、少し遡ると守田英正が背負った番号でもある。さらに、「シャビやイニエスタじゃないですか」とも話し、バルセロナでシャビ・エルナンデスが、スペイン代表でアンドレス・イニエスタがそれぞれ背負っていた記憶を掘り起こした。
なお、規定によりAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)では、昨季の背番号が引き続き踏襲されるため、今季の前半戦は77番と6番をどちらも背負うことになる。また、今季から背ネームも「YUKI」から「YAMAMOTO」に変更される。
川崎は長谷部茂利新監督を迎えて新たなスタートを切る。アビスパ福岡時代の長谷部監督については、「守備の人と言うイメージはありましたけど、整理されているなという印象がある」と話し、「自分に足りないものを補ってくれるところもあると思うので、いろいろ学んで成長しながらやっていければと思います」と意気込んだ。
守田、イニエスタ、シャビの3人に共通するのは、フットボールIQの高いMFであるのに加えて、所属クラブに数多くのタイトルをもたらしてきた実績だ。今季から6番を背負う山本にも、チームを勝利に導く活躍が期待される。
(取材・文:加藤健一)
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