32位:ロアッソ熊本(108)
2024リーグ戦成績:12位(J2)
2024シーズンホームグロウン人数:4人(27位タイ)
2024リーグ戦ホームゲーム平均入場者数:6,177人(34位)
2023年度営業収益:約12億2800万円(34位
2024シーズンのJ2リーグを12位で終えたロアッソ熊本は、直近2年間は安定した経営基盤を築いている。2022年度は8008万円、続く2023年度は9020万円の純利益を計上し、2期連続で過去最高を更新した。
まだJ1クラスの売上には遠いが、クラブの2023年度の決算報告によれば、当期は新規の協賛企業が71社にのぼり、協賛金額は前年度に比べて約6000万円増加している。
さらにポジティブな点をあげれば、アカデミーの存在だ。2024シーズンのホームグロウン選手の登録者は4名だが、現在ツエーゲン金沢で10番を背負う嶋田慎太郎も熊本の下部組織で育っている。
2024年7月にベルギー2部のSKベフェレンに期限付き移籍で加入した道脇豊、2024年3月に行われたジェフユナイテッド千葉戦でJ2最年少ゴール記録(16歳5ヶ月5日)を打ち立てた神代慶人もアカデミー出身だ。
チームの内情は順調であるだけに、リーグでも結果を求めたいところだ。これだけのポテンシャルを秘めていれば、J2上位進出、ひいてはJ1昇格も具体的な目標に設定できるだろう。