42位:ヴァンラーレ八戸
本拠地:プライフーズスタジアム(5,124人収容可能)
平均入場者数:1,728人
平均収容率:33.7%
J3で戦うヴァンラーレ八戸が42位に入った。
今季の八戸は右肩上がりに調子を上げていった印象だ。開幕2連敗スタートとなり、一時は19位まで順位を下げたものの徐々に復調。第18節・Y.S.C.C.横浜戦(1‐0)から第21節・ガイナーレ鳥取戦(1‐0)にかけては4連勝を達成した。
着実に勝ち点を積み上げたチームは、最終的に11位フィニッシュ。惜しくもJ2昇格プレーオフ圏には手が届かなかったが、来季に希望と期待を抱くことができるシーズン終幕になった。Jリーグ史上初となる通算800試合指揮を達成した石崎信弘監督と、クラブは来季の契約を更新したことを発表している。
しかしながら、成績に対して集客は若干苦しんだように見える。
昨季の平均入場者数は1,890人だったが、今季は1,728人まで減少。ホーム開幕戦となった第4節カターレ富山戦(2‐0)では、Jリーグのキャンペーンとして芝生席500組1000名、さらに『青森県民デー』(青森県内在住者限定のキャンペーン)として抽選で50組100名を無料招待したが、入場者数の大幅増とはいかず1,950人にとどまった。この部分は来季の宿題となる。
石崎監督はクラブを通してコメントを発表し、今季の成績について「今シーズンはJ2昇格を目指して戦ってきましたが、最後、プレーオフに行くことが出来ず、非常に悔しい思いをしました」と述べ、続いて「来年はさらにハードなトレーニングを行い、選手、スタッフ、クラブ一丸となって戦い、J2昇格を果たしたいと思います」と意気込んだ。文字通り百戦錬磨の指揮官と共に、来季こそは悲願のJ2昇格を叶えることができるだろうか。