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バルセロナが受ける打撃。ダニ・オルモを失う可能性だけではなく…
バルセロナに所属するスペイン代表MFダニ・オルモの選手登録がラ・リーガに認められなかった。この結果、最大2億7300万ドル(約429億円)の損失が発生する可能性があり、財政難のバルセロナにとって大打撃であると、米経済誌『フォーブス』が報じている。
オルモは昨年8月、ライプツィヒからの完全移籍でバルセロナへ移り、バルセロナと2030年6月までの6年契約を結んでいた。そして、今季は公式戦15試合で6得点1アシストを記録している。デンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンやウルグアイ代表DFロナルド・アラウホが長期離脱したため、この2人の給与枠の一部を使うという特例措置によって、暫定登録が可能となったオルモだが、昨年12月31日までにバルセロナが新たな収入源を確保することが条件だった。
しかし、その条件を満たせなかったことで、オルモの選手登録を不可能とする通達をラ・リーガから受けている。つまり、オルモは1月1日から事実上のフリーエージェントになった。ただし、バルセロナにとっての問題はオルモを失う可能性があるだけではないようだ。
まず、バルセロナはオルモに残りの契約期間である5000万ドル(約78億5000万円)の給与を支払う義務がある。また、前所属クラブのライプツィヒに残りの移籍金5700万ドル(約90億円)を支払う必要がある上に、将来売却で得るはずだった移籍金もゼロになった。そして、通常時であれば2億800万ドル(約327億円)で売却可能だったカンプ・ノウのVIPボックスを、オルモ問題を解決するために1億400万ドル(約163億円)で売却せざるを得なくなり、同紙は「これら全て合計すると、損失は2億7300万ドルという莫大な金額になる。バルセロナのような財政難のクラブにとっては本当に余裕がない」との見解を示している。
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