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大失態!? 冬の海外移籍で苦しんだ日本人選手10人。難しいタイミング? 適応に苦しんだ実力者たち

シリーズ:海外移籍で苦しんだ日本代表 text by 編集部 photo by Getty Images

GK:権田修一

権田修一
【写真:Getty Images】

生年月日:1989年3月3日
生年月日:サガン鳥栖→ポルティモネンセ(ポルトガル)
移籍日:2019年1月29日

 2022年に行われたカタールワールドカップ(W杯)で日本代表のゴールマウスを守ったことで知られる権田修一は、その前の2019年1月に自身2度目の欧州移籍を決断していた。

 しかし、GKという特殊なポジションということもあって出場機会を得ることに大苦戦。移籍後初出場は2018/19シーズン最終節のブラガ戦まで先延ばしとなり、続く2019/20シーズンもサブとしてスタートとなった。

 年が明けた第20節に2019/20シーズンのリーグ戦で初出場を飾ると、そこから14試合連続でスタメン出場。その間に喫した失点は18のみと、前任のリカルド・フェレイラと比較をすると、大幅に失点を減らした。

 ポルトガルに渡ってから1年弱が経過して、ようやくスタメンの座を射止めたかと思われたが、2019/20シーズンが終わると、再び序列争いはフラットに。そして2020/21シーズンは下部組織からトップチームに昇格してきたサムエウ・ポルトゥガウにポジションを奪われ、1試合にも出場することなく前半戦を終えた。

 ポルティモネンセでポジションを失うと、2020年12月25日に清水エスパルスへの期限付き移籍が発表され、2年ぶりにJリーグへと復帰。当時の日本代表の正GKは、欧州での2年間で公式戦19試合にしか出場することができなかった。

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