35位:横浜F・マリノス
本拠地:日産スタジアム(71,624人収容)
その他ホーム開催地:ニッパツ三ツ沢球技場(15,442人収容)
その他ホーム開催地:国立競技場(67,750人愁傷)
平均入場者数:24,843人
平均収容率:43%
39位には横浜F・マリノスがランクインした。その平均収容率は43%となっており、J1勢ではワースト2位の成績となっている。
この要因には、単純な「ハコの大きさ」と、チームの低迷の2つが考えられるだろう。
クラブが本拠地とする日産スタジアムは、収容可能人数70,000人超という名実ともに日本最大規模の屋外多目的競技場だ。そのキャパシティは国立競技場や埼玉スタジアム2002などの名だたるサッカースタジアムをはるかに上回っており、収容率の計算に大きな影響を及ぼしている。
今季リーグ戦におけるホーム開催の試合では、平均入場者数24,843人を記録した。この数字はJ1のなかで6番目に多い数字であり、決してスタジアムがガラガラなわけではない。多くのファン・サポーターが毎試合スタジアムに詰めかけているものの、本拠地の収容可能人数によって収容率が低くなってしまった格好だ。
ただ、今季の横浜FMのパフォーマンスが収容率に影響を与えている可能性も否定できない。今季はリーグ中位となる9位でシーズンを終えている。ホーム開催のリーグ戦という条件で昨季と比較してみよう。
リーグ2位フィニッシュとなった昨季は、平均入場者数が27,716人だった。その平均勝ち点は「2.18」となっており、17試合でたった2試合しか負けることがなかった。常勝チームは多くの人を呼び込む。昨季と今季の成績の落差が収容率に多少変化を与えたかもしれない。